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尿酸値を下げる成分とは?サプリメントに含まれる成分を解説

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尿酸値を下げる成分とは?サプリメントに含まれる成分

尿酸値を下げる成分は、具体的にどんな働きがあるのでしょうか?ここでは、尿酸値を下げると期待される成分の働きと期待される効果について、詳しく解説します。

尿酸値を下げる成分の2種類の効果とは?

サプリメントの尿酸値を下げる成分は、大別して二つの機能があります。
ひとつは、尿酸の排出を促進するもの。
もうひとつは、尿酸が産生されるのを抑制するものです。

尿酸値が上がる原因は、体内で尿酸が作られる量と排出される量のバランスが崩れることで生じます。
バランスの乱れは、食生活や運動、ストレスと言った生活習慣、また、病気や服用している医薬品によって引き起こされる場合があります。

サプリメントは主に生活習慣が原因で生じた、尿酸のバランスの乱れを、調節するサポートをしてくれます。

サプリメントの選び方に関しては、下記のページで詳しく解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。

尿酸値を下げる成分の効果を比較

ここでは、実際にどんな成分があり、どんな効果が期待されるかを説明していきます。尿酸の産生抑制効果と排出促進効果の、どちらの性質を持っているか、説明文の前にアイコンで表示しています。

効果 成分名
産生抑制
排出促進
アンセリン
キトサン
産生抑制 抗酸化物質
(ビタミンC、ポリフェノール、フラボノイド)
カゼインとラクトフェリン
PA-3
排出促進 アルカリ性食品

アンセリン

アンセリンはマグロなどの回遊魚から抽出される成分

アンセリンはマグロなどの回遊魚から抽出される成分です。

ヒトを対象とした試験結果があり、ヒトへの効果が実証されています。
そのため、尿酸値を下げるサプリメントの中でも、アンセリンを配合している商品は多いです。
尿酸への効果のほかに、疲労回復効果や血糖値の調節などの効果もあります。

産生抑制効果

アンセリンは再利用酵素(HGPRT)を活性化させることで、尿酸の産生を抑制します。

再利用酵素とは、尿酸をプリン体に戻す働きをする酵素です。

悪者扱いされがちなプリン体ですが、じつは、細胞を作るために必ず必要になる成分です。
プリン体は体内で最初から作ることが難しいため、酵素の力をもちいて、一度代謝されてしまった尿酸からリサイクルされて作られています。

アンセリンが再利用酵素を活性化させると、リサイクルされる尿酸の量も増え、結果的に体内の尿酸が減少します。

排出促進効果

アンセリンには、乳酸脱水素酵素(LD)を活性化し、尿酸の排出を促す働きがあります。

乳酸は、過度の疲労、多量のアルコール摂取などでエネルギーが使われる時に同時に生成されるものです。

乳酸は、腎臓で尿酸の尿細管分泌を抑制して、排泄低下を招きます。アンセリンが活性化させるLDは、乳酸を代謝し、エネルギーに変換します。
酵素が働き、乳酸の量が減ることで、尿酸の排出が正常に戻っていくのです。

キチン・キトサン

キチン・キトサン

キチンとキトサンはカニやエビなどの甲殻から抽出された成分です。

人間には消化できない成分で、動物性食物繊維とも言われています。
キトサンはキチンを加工したもので、健康食品には主にキトサンが使われます。
ラットを用いた試験で、尿酸の血液内の尿酸濃度の減少が証明されています。
抗がん効果や、高血圧、コレステロール値の減少、便秘などに効果があります。

産生抑制効果

キトサンは食べ物に含まれる核酸を吸着することで、過剰なプリン体が生成されることを防ぎます。

プリン体は、核酸が代謝されて出来る物質です。
プリン体がさらに代謝されると、尿酸に変化します。

キトサンを摂取すると、胃や腸において、食べ物の中に含まれる核酸や、老廃物など、酸性の物質を吸着します。核酸を吸着したキトサンは、そのまま排泄されるので、体内に吸収される核酸が減り、結果、尿酸の産生を抑制するのです。

排出促進効果

ラットの試験において、キトサンを投与したラットの尿酸クリアランスの値が増加しているとの報告があります。

尿酸クリアランスとは、血液中の尿酸の値と尿中の尿酸の値を比較した数値で、高いほど尿酸が排出されていることになります。

どのような仕組みで効果が現れるかは、はっきりしていません。キトサンの成分が腎臓において、尿酸の排泄効率を増加させているためだと考えられています。

抗酸化物質

抗酸化物質は、細胞を酸化によるダメージから守ってくれる物質です。

尿酸も強い抗酸化作用を持っています。体内において、尿酸が過剰に存在すると痛風などのリスクを引き起こしますが、適度に体内に存在する尿酸は、身体を守る働きを持っているのです。

身体を酸化させる物質である活性酸素が増えると、尿酸の値があがります。サプリメントなどで抗酸化物質を摂取することで、抗酸化作用のために作られる尿酸を抑えることが出来ます。

ビタミンC

ビタミンC

ビタミンCは、抗酸化物質でも特に有名です。

2005年のアメリカ人を対象にした研究で、ビタミンCを一日500mg摂取した人は、尿酸値が平均で-0.5mg / dl下がったという報告があります。摂取しなかった人の減少値は、0.09mg / dlでした。

ポリフェノール、フラボノイド

ポリフェノール、フラボノイド

ポリフェノールは植物由来の抗酸化物質であり、フラボノイドはその一種です。

ポリフェノールを用いた試験の結果は、いくつか報告されています。

海外の試験において、Bing sweet cherryというチェリーを摂取した、22〜40歳の健康な女性10人の血漿尿酸値が5時間後に減少したという報告があります。

また、フラボノイドの一種であるケルセチンは、タマネギに多く含まれる成分です。

マウスによる試験で、同じくフラボノイドであるルチンと同時に摂取したマウスの血中尿酸値が、健康なマウスと同程度まで下がったという報告があります。

尿酸を作り出す酵素の産生を抑える効果が報告されています。
加えて、ケルセチンは、痛風の炎症を和らげる効果も期待されます。

炎症の原因の一つであるロイコトリエンの生成を抑え、また、抗炎症成分であるブロメラインを助ける働きを持つためです。

カゼインとラクトフェリン(低プリン体タンパク質)

カゼインとラクトフェリンは、牛乳に含まれる成分

カゼインとラクトフェリンは、牛乳に含まれる成分です。

タンパク質を摂取すると、尿酸の排泄効率が増し、血液内の尿酸値が下がる事が分かっています。
牛乳に含まれるカゼインやラクトフェリンは、タンパク質の中でもプリン体が少ない成分で、プリン体摂取による尿酸値上昇を抑えながら、タンパク質の尿酸値低下の効果を得ることが出来ます。

また、尿酸値上昇の原因の一つに、高インスリン血症(体内のインスリンが過剰に分泌されている症状)があります。
タンパク質の多い食事は高インスリン血症を改善する効果があり、それによって尿酸の排出が促進されます。

PA-3

PA‐3は乳酸菌の一種で、乳製品などに含まれています

PA‐3は乳酸菌の一種で、乳製品などに含まれています。

ヒトを対象とした試験で、4週間PA-3 が入っているヨーグルトを食べたグループとと入っていないヨーグルトを食べたグループと比較した結果、PA-3が含まれたヨーグルトを食べ続けたグループの尿酸値が、もう一方のグループよりも低下していたという報告があります。

PA-3は、プリン体をPA-3の中に取り込み、自身の増殖に利用します。尿酸の原料になるプリン体がPA-3に取り込まれて減少するため、尿酸値の減少につながります。
また、プリン体の一種であるプリンヌクレオシドを、吸収しにくい形に分解する作用も持ちます。

アルカリ性食品

アルカリ性に傾いた成分を摂取することで、尿酸を尿に溶けやすくし、排出を促すことができます。

尿は通常、弱酸性ですが、尿酸も酸性の性質を持っているので、尿中に溶けにくくなっています。

肉や穀物などが多い食生活などでも尿は酸性に傾いてしまいます。
アルカリ性の性質を持つ食品を摂取することで、尿の酸性を中和することができます。
サプリメントの中には、アルカリ性食品のエキスや顆粒が、含まれている場合もあります。

どのような食品がアルカリ性の特徴を持つかは、別ページにて詳しく解説していますので、参考にしてください。

まとめ

尿酸値が上がる原因は、個人によって違います。

主な原因は、生活習慣による、尿酸の酸性過多と、尿酸の排出低下にあります。

サプリメントを上手に活用するコツは、

  • ご自身の生活習慣から、尿酸値が上がった原因を把握されること
  • サプリメントがどのようにして体に影響するかを知ること

です。

原因と成分を照らし合わせて、よりよい商品を探してみてください。

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